こんにちは。高柳です。
私は元飲食チェーンの店長を4年ほどやっていました。ざっとなんですが席数が130席、月の売上2400万、従業員50人超というお店の規模感です。そのお店はFC店舗内で全国ナンバー1の売上を誇っている店舗でした。過去には色々な規模のお店も任せていただきました。
なんと言っても店長の醍醐味はチーム力を発揮できるか。いかにスタッフのみんなに手伝ってもらえる環境を作れるかなんです。それに尽きると思います。大袈裟かもしれませんがそこを大事にすることで売上も上げられるし、人件費や仕入といったF/L比率も悪くない数字が出るんですよね。
そんな経験から主にスタッフ教育やその他WEBマニュアルを使うことで得られる成果をご紹介していきたいと思います。
WEBマニュアルを使うことで上げられる成果
- 業務効率化
- 情報共有
- 意識統一
- 一歩先のコミュニケーション
- 業務の棚卸
最低でも上記5点の改善はできます。ではこれらを具体的に紹介していきましょう!
業務効率化
- 1度マニュアルを作ってしまえばあとはいつまでも使い回すことができる
- マニュアルを作ることは正直、初めは大変です。でもそれは教える側が具体的な数字や方法を確立していないことが多く、そこを言葉にすることでなんとなく教えるということが大幅に減少し、毎回教えるたびにそのなんとなく教えることで掛かっていた時間のコストを削減できるというわけなのです。 結果、教わる方も一定の水準をクリアしてスキル習得ができます。さらに、教え直しといったことも極端になくなることでしょう。
- 最初ができてしまえばあとはこっちのもです!仕様や基準が変わったとしても編集はそこまで難しいものではありません。更新、更新、更新です!
これらを行うだけで新人教育研修の工数は25%はカットすることができました。特にこの工数なかで準備に充てられる時間が大幅にカットされ業務効率を図ることができたんですよね。
情報共有
- 全スタッフが同じ水準で商品を提供できる強み
- 自分が常に全てのお客様にサービスや商品の提供ができるのであれば話は別ですがほとんどのお店がそうではないと思います。スタッフが代わりにサービスや商品を提供しているお店において、誰かが満足のいく、誰かが満足のいかないサービス・商品提供を行ってしまうとお店の評価は下がってしまいます。スキルのばらつきがないようにWEBマニュアルを使いながら高水準を保っていきます。
- 新人教育だけではなく、サービスや料理の作り方を変更することは多々あるはず。そこでWEBマニュアルを更新することで全スタッフに周知することができます。更新すればそれをさらに見てもらえたか確認すると盤石ですよね。
意識統一
- マニュアルだけじゃない思いの部分も意識統一
- 実際、私が新人教育を行うときはお店をこうしていきたいという思いの部分から教育していました。それが私にとっては重要なことで、いくら作業を覚えたとしても、こういう思いでみんなにやって欲しい。お客様に届けたい。ということが抜けていると満足のいくサービスや商品を提供することができていないことが多かったのです。 そんな思いを全スタッフに持っていただくために初めだけでなく区切り区切りで教えていくためにもマニュアルでいつでも見られるようにし意識の統一を図っていました。
- どこまで教えられているかが一目瞭然
- 体系的にマニュアルを作成するためにどのマニュアルまで進んでいるかを把握できればどこまで教えられているかは誰でも判断できます。もう一回同じところを習うなど無駄に時間をかけなくてすみます。
一歩先のコミュニケーション
- 基本情報は知っている上で研修を行え、より濃密なコミュニケーションを取れます
- マニュアルで基本的な情報は書いてあるのでそれを事前に学習していただきます。あとはそれをどうやればもっと確実に行えるか、早く行えるかといったさらに細かな内容でコミュニケーションを図れます。『えー、それでは唐揚げの揚げ方を説明します。。。』なんてところから始まることはないってことですよね😊笑
業務の棚卸
- WEBマニュアル作成時に気づく業務の重複や不足分を発見することができる
- マニュアル作成時は全業務の洗い出しをまず行います。その時にこの研修は汎用性があるので全体でマニュアルに落とし込もう!やこの研修はボリュームが大きすぎるので別の研修に半分足して少しボリュームを落としてみよう!など業務内容や研修内容を調節することで上司や教育係が研修内容を具体的に再認識することができます。
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